そんな時便利なのが、アメリカワインの格付けや種類です。ここでは、アメリカワインを選ぶ際に役立つ情報を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
アメリカワインにも格付けが存在する
アメリカワインは、全体的に銘柄で高い、安いなどが決められていると思われていますが、AVAなどの原産地呼称制度も整っていますし、ヨーロッパのようにワイン法や格付けがしっかりと存在しています。
フランスワインなど、AOCを基準にして購入される方も少なくないですし、知っておくだけで便利であることは間違いありません。
一体、どんなものがあるのか簡単に紹介していきましょう。
分類ごとの名称
まず、アメリカのワインは分類ごとに名称が決まっており、それを指針にワインを選ぶと分かりやすいと言われています。
ドイツなどに比べれば単純ですので、ぜひ覚えておきましょう。
引用:http://matinosakaya.seesaa.net/article/294457276.html
① ヴァラエタル
アメリカで最も有名な分類に、ヴァラエタルワインというものがあります。
これは、ブドウ品種名表示ワインのことであり、1本のワインに75%同一品種が使用されていた場合にラベルに表記することができる決まりです。
ただし、同一地域内で収穫されたブドウでなければいけないため、AVAや州名、群名によってそのパーセンテージが変わってきます。
カリフォルニアというラベルを使いたい場合、ヴァラエタルワインはカリフォルニア州のブドウを100%使用していなければいけません。
高級ワインに多いパターンであり、単一品種で造られているものがこれに当てはまりますが、パターンもさまざまですのでチェックしてみましょう。
② プロプライアタリ―
プロプライアタリ―ワインは、アメリカ国内のワイン生産者が独自の名前をラベルに掲げているワインのことです。
このランクのワインは上級ワインに分類されます。
余談になりますが、フランス(A.O.Pに基づく)ではこのランクに該当するワインは存在しません。
カベルネ・ソ ーヴィニヨンやカベルネ・ソフランなどで栽培された品種をブレンドしたものはメルテージワインと呼ばれています。
有名どころでは、オーパスワンなどが挙げられます。
③ ジェネリック
アメリカでいう、ジェネリックワインは、さまざまな品種をブレンドしたワインです。
日常消費用ワイン、つまり普段飲み用のカジュアルなワインであり、安価なものがこれに当たります。
ジェネリックワインは、レッドワインとかホワイトワインなど、ざっくりと記載されているものや、ヨーロッパの産地名がつけられたものもありますが、近頃では見なくなりました。
ジェネリックは毎日飲める価格のワインですので、ぜひ探してみましょう。