ここでは、アメリカワインによく使われているブドウ品種を紹介していきます。
赤、白共に紹介していくので、ぜひ覚えておいてください。
目次
アメリカワインによく使われる黒ブドウの品種
まず、アメリカワインで良く使用されている黒ブドウ品種について紹介していきましょう。
ジンファンデル
アメリカを代表する黒ブドウ品種がジンファンデルです。
1850年に植えられて以来、今も尚アメリカワインの代表格として使用されています。
ジンファンデルは、南イタリアで使われているプリミティーヴォという品種と一緒ですが、アメリカでは少し違った使われ方をしているようです。
ジンファンデルは多様性のある品種で、甘いロゼワインに使用されたり、しっかりと熟したフルボディのワインも造られています。
ブレンドされることも多く、アメリカの高級ワインで活躍している忘れてはいけないブドウ品種でしょう。
引用:https://www.terroirum.com/ja-jp/wine_grapes/zinfandel/
ピノ・ノワール
ブルゴーニュの主要品種であるピノ・ノワールは、アメリカでも多く栽培されているブドウ品種のひとつ。
冷涼な地域を好む品種であることから、海岸沿いの産地で造られていることが多いようです。
特に、オレゴン州のダンディヒルズのピノ・ノワールは評価が高く、本場を凌ぐ品質であると、近年話題となっています。
世界各地から生産者が訪れ、アメリカンドリームを掴むために努力を続けています。
引用:https://www.terroirum.com/ja-jp/wine_grapes/pinot-noir/
カベルネ・ソーヴィニヨン
アメリカワインといえば、カベルネ・ソーヴィニヨン。こう言われているほどに、この品種が土壌や気候に合っているとして有名です。
ナパ・ヴァレーが特にカベルネソーヴィニョンの栽培に適しているほか、パソ・ロブレスなどでも有名なワイナリーがカベルネソーヴィニョンを使って高級ワインを造ります。
カルトワインのほとんどが、カベルネソーヴィニョンを主体にしたワインを造っているので、一度は飲んでおきたい重要品種でしょう。
メルロー
ボルドーに似た気候である、カリフォルニアの一部では、品質の高いメルローから高級ワインが造られています。
カベルネソーヴィニョンにブレンドされることが多く、カリフォルニアを代表するボルドーブレンド赤ワインに欠かせない存在として知られています。
単一品種で使われていることもありますが、多くはさまざまな品種とブレンドされています。
温暖な地域であるカリフォルニアだけでなく、冷涼なワシントンでも注目度が高まっている品種です。
引用:https://www.terroirum.com/ja-jp/wine_grapes/merlo/
アメリカワインによく使われる白ブドウの品種
次に、アメリカワインでよく使用されている白ブドウ品種について紹介していきます。
ぜひ、覚えておいてください。
フレンチ・コロンバール
フレンチ・コロンバールは、甘く飲みやすい白ワインを造るカジュアルなブドウ品種です。
比較的、低価格なデイリーワインに使用されていることが多く、ブレンドされたり多種多様な使われ方をしています。
アメリカはテーブルワインが多く存在しており、高級ワインより多く生産されています。
普段使いできるような白ワインが特に人気で、このフレンチ・コロンバールが多くの人気を博し続けてきました。
ただ、アメリカワイン全体がレベルアップを画策していることから、近年ではその生産量は減少しているようです。
これからも、栽培地が減ってくるかもしれませんが、その分希少価値が上がったり高級ワインが造られたりと、今後期待ができる品種になっていくかもしれません。
シャルドネ
世界でもっとも有名なブドウ品種として知られているのが、シャルドネです。
ブルゴーニュが特に有名であり、超高級白ワインがこの品種から造られています。
ナパ・ヴァレーを中心に、カリフォルニアの多くのワイナリーでもシャルドネを使用した白ワインを使用し、ロシアンヴァーなどでは高級スパークリングワインの原料にもなっているようです。
アメリカのシャルドネは、ステンレスタンクでシャープに醸されることが多い傾向ですが、樽をしっかりと使った高級なタイプも多く見受けられるようになりました。
単一品種として使われることもありますが、ソーヴィニヨンブランなどとブレンドされることもあるなど、その汎用性を生かしたワイン造りが続けられています。
引用:https://kaminoshizuku.jp/blog/154
まとめ
ここでは、アメリカでよく使用されているワインについて紹介してきました。
アメリカのワインは、私たちが普段楽しんでいる品種も多く使用しています。
ぜひ、取っ付きやすい品種から試してアメリカらしさを掴んでみてください。